伊能忠敬記念館・他


今日は知り合いの所に行ったついでに、千葉県香取市にある「伊能忠敬記念館」に行って来た。



かつてここは「佐原市」と呼ばれていたが、2006年に小見川町とかと合併して香取市になってしまった。
成田市民だった自分は昔から佐原には良く遊びに行っており、このブログで紹介するのは初めてだが佐原は自分的にはポピュラーなスポットなのである。
今回は新しくなった伊能忠敬記念館に、実は行ったことがなかったので、遅ればせながら初観覧と洒落込んだわけだ。
途中の町並みには先の震災の影響があちこちに見られ、ちょっと凹んだ。



佐原には古い街並みが各所に残っており、それを散策して歩くのもなかなか楽しめる。
ここは伊能忠敬記念館近くの休憩所の隣の建物なのだが、周りに張り巡らされた電線がなかなか異国情緒で、結構お気に入りのスポットだ。



そしていよいよ伊能忠敬記念館に。
まあ、中は写真禁止だったが、かなり見応えのある気合いの入った展示内容だった。
ちなみに向かいの伊能忠敬旧宅に向かうと、地震の影響で立ち入り禁止だった。



その後は再び街を散策。
昔良く行った古本屋さんが今も健在だった。正直まだあるとは思っていなかったのでちょっと感動した。



駅前に向かう途中、かつての百貨店「清見屋」の廃墟がどどーんと立ちはだかる。
あの頃の佐原にはこの清見屋とポポ(十字屋)が存在し、かなりの賑わいを見せていたのだ。
成田には百貨店がなかったので、子供心に非常に羨ましかったものだったのだが。



清見屋は2004年に自己破産で閉店したとのことだ。
解体にお金が掛かるとかでこのままらしいが、見ているとなんとも言えない気分にさせられる。



駅前に行ってみると、なんと駅がリニューアルされていた。
駅脇の歩道橋を登ると先程の清見屋を始めとするビル群が目に入った。
自分の居た成田は観光と空港のお陰でどんどん発達し、昔の面影は殆ど消えてしまったが、この佐原は自分の記憶の中の風景が未だに残っており、暫し感傷的にさせられた。
こうしてダブル3連休の前半は、センチメンタルに終わるのであった。


本日の走行距離 147.2キロ、聞いた曲数 35曲。