陸自習志野駐屯地創設63周年記念行事


今日は陸上自衛隊習志野駐屯地で実施された、創立63周年及び第一空挺団56周年の記念行事に行って来た。



4月は関東近辺の陸自で相次いで基地祭が開催されるが、この日も静岡の駒門、群馬の新町、埼玉の熊谷(これは空自だが)、そしてこの習志野と、行きたいイベントが3つ重なってしまった。
本当なら今回は新町に行く予定だったのだが、車の修理が長引いてしまい今回は断念。
そこで自宅から電車一本で行ける習志野に昨年に引き続き行く事にしたのであった。
昨年の習志野のレポート
会場には10時に到着したのだが、マニアな人達はやはり駒門に行っているらしく結構のんびりしていた。
桜も満開で、これは花見も楽しめそうである。



10時半には式典が開始された。
昨年は隊員達は軽装備で整列していたのだが、今年は何とフル装備で参加していた。
皆が折り畳みストックの89式と、空挺マーク入りのメットを被っていて非常に格好いいぞ!
ちなみに、昨年は観覧場所が南向きで見ていて眩しくて仕方なかったのだが、今回は北向きに設置されており、お陰で写真も順光でバッチリであった。



元総理の野田さん等、来賓の方々の挨拶が終わると太鼓演奏や空挺降下が披露された。
流石は空挺の本拠地だけあって、隊員さんも慣れたもんだという感じであった。



昨年はこの後はアトラクションであったのだが、今年は何と普通の駐屯地みたいに観閲行進が披露された。
朝霞の観閲式に行かないと見られないと思っていた第一空挺団の行進が見られるとは、なんか感動だよ!



行進する列に混じって、スナイパー用のギリースーツとか、トロピカル迷彩なんかの装備品の紹介もされていた。



その後も各部隊や装備車輌の行進が続き、第一空挺団の全容を垣間見られる貴重な展示内容だった。



最後はC-1輸送機が上空をパスして観閲行進は終了。
昨年のアトラクションもそれはそれで面白かったが、こうして正統派的な内容の式典の方が、やはり自衛隊っぽくていいなあと感慨に耽るのであった。



その後、昼食を済ました後は装備品展示や史料館である空挺館を見学したりする。
空挺館は前来た時も色々模様替えされていたが、今回も色々と変わっていて面白かった。



資料写真の中にはこんなのまであった。
空挺隊用に滑空機に搭載可能な「2式軽戦車」という車輌らしい。
旧軍の戦車は色々資料で見ていたけど、こんなのは初めてだよ。


気が付けば2時近くなっており、先程までの日が差していたのにみるみる雲が立ち込めてきて、怪しい空模様になってきたので帰路に着き始める。
新習志野駅に到着すると同時にスコールのような夕立があって、危機一髪であった。
こうして車が無いので急遽訪れた習志野であったが、待望であった第一空挺団の観閲行進を遂に見る事が出来て満足の一日であった。
(今回電車なので走行距離はゼロです)