怪しい少年少女博物館・まぼろし博覧会


連休最終日でとある方の誕生日でもある今日は、伊豆に足を伸ばして伊東市にある「怪しい少年少女博物館」と「怪しい秘密基地 まぼろし博覧会」の2施設を見てきた。



昨日の500ミーティングでは何とか雨が降らずに済んだが、今日は朝から大雨。
本当なら修善寺とか伊豆高原をドライブと考えていたのだが諦めて、荒川女史のブログでも紹介されていたB級スポット「怪しい少年少女博物館」とその姉妹館である「まぼろし博覧会」を訪れる事にした。


まずは「怪しい少年〜」の方へ向かうが、始めは快適にドライブしていたものの、途中から雨が止んで霧が出てきて前方が見えなかったりして結構大変だった。
それでも9時半には現地に到着。
見るからに「怪しい」雰囲気だ。



怪しい少年少女博物館」は2003年9月にオープンした「レトロと不思議」をテーマにした博物館だ。
同館の公式ホームページ
元々は「ペンギン博物館」だったそうだが経営難で閉館してしまい、そこで同じく閉館してしまった熱海のレトロ博物館の展示物などを持って来てオープンさせたそうである。
ちなみに入り口にはペンギンの体に道化師の顔が付いた巨大なオブジェがあるのだが、もともとはただのペンギンだったらしい。



早速入場する。
(入館料は1,000円なのだが、沼津のホテルで貰った割引券のお陰で100引きだった)
入るなりずらーっと並ぶマネキンは、戦前から現代にかけてのそれぞれの時代のファッションを再現しているものらしい。
更にその後方や周囲には関連したグッズや切り抜きなんかが飾ってあるという構成だ。
マネキンもなかなかファッショナブルで、まさかこの後訪れるまぼろし博覧会で「マネキンもう勘弁」状態になるとは、この時は夢にも思わなかった。



懐かしの玩具コーナーは、その物量の凄さに圧倒される。
一見支離滅裂だが、実は時代と関連性をきちんと把握した人が並べているらしく、無秩序の中にその当時の流れを感じられるように配置されていたのは流石だ。
しかも、結構貴重なアイテムも多く、実物は初見のものもあってヒデキ感激だった。


この他にも「あやしい夜の学校」という、まあお化け屋敷もあったのだが、実は怖いの苦手なのでそっちのレポートは勘弁と言う事で。



少年少女博物館を後にして、次にいよいよ「まぼろし博覧会」に向かう。
こちらはやはり閉館した植物園に、各地の秘宝館のグッズとかを集め、2011年7月にオープンした比較的新しい施設だ。
同館のホームページ
こちらは入館料1,200円なのだが、やはり割引券のお陰で100円引きだ。



こちらは「世界古代文明」「昭和の時代を通り抜け」「魔界神社」の3ゾーンで構成された造りになっており、なかなか見応えがありそうだ。
まずは「古代文明」ゾーンに入ってみるが、いきなり巨頭があったかと思うと、更に巨大な金色の大仏が!
なんと、巨大聖徳太子らしい。
凄い趣味だ。



下から見上げてみる。
つか、怖えーよ。



古代文明時代の美女達が、マネキンで再現されたコーナーもあった。
よりによって、自分以外客がおらず、なんか凄い怖かった。
しかも胸はだけているマネキンもいるし。
この他にもイエス、アマゾネスとかもいて、冒頭の写真はアマゾネスと撮ったモノだったりする。



次にいよいよ同館のメインとも言える昭和の時代を通り抜けるコーナーに向かう。
派手で怪しくて、正直帰りたくなってきたのを我慢して入ってみる。



こちらの展示も戦前から戦後にかけての流行の物を、当時の衣裳を纏ったマネキンと、関連したポスターや切り抜きなどで再現しているのだが、ともかくマネキンがエグイのだ。
写真も撮ったけど、正直あまり見返したく無いのが多くて掲載はしない方向で。



でも後半は結構お洒落なマネキンが多かったので、ほっとした。
これは「ゴジラ」を紹介したコーナーで、耽美なマネキンは何と初代ゴジラで「オキシジェンデストロイヤー」を開発した芹沢大助博士だったりする。



東大抗争コーナーでは実際にバリケードが築かれていて迫力だった。
ディスコでフィーバーなコーナーなんかもあって、ジュリアナなマネキンがちょっと笑いを誘ってくれた。



自分的にツボだったのが、このイケメンな金田一耕助マネキン。
石坂浩二の演じた角川版金田一耕助は、幼い頃大好きだったのだ。
何気に後のポスターが古谷一行版の「金田一耕助の冒険」なのがいい感じだ。
あの「金田一耕助のぼーけんっ、ぼーけんっ」ていう主題歌は今でも頭から離れない。



最後はいよいよ魔界神社ゾーンへ。
こちらは秘宝館グッズ全開という感じで、非常にエグかった。
吉原コーナーとかは序の口で、まさにドグラマグラそのものという感じでちょっと家族連れは見ちゃダメという感じ石原であった。
しかし、非常に密度が濃くて、正直ここまで凄いとは思わなかった「まぼろし博覧会」であった。



気が付けばお昼をまわっていたので、まぼろし博覧会を後にして、伊東市内で昼食を済ました後はちょっと早いけど帰路に着く。
帰りは伊豆スカイラインを使ってばーっと帰ろうとしたのだが、またしても濃い霧が行く手を阻む。
結局、良い眺めは全然堪能出来ず、濃霧の中を何台もの車が数珠つなぎのノロノロで走って箱根まで向かうのであった。


こうして3連休は自衛隊イベントに始まり、フィアット500のミーティングとエンスーな中日を過ごし、最後は秘宝館グッズでエグく締めるという、なかなか得がたい経験が出来た3日間であった。
本日の走行距離 256.5キロ、聞いた曲数 75曲。