中国遠征その4 鬼ノ城・岡山城・他


遠征4日目で岡山2日目の今日は、総社市の「鬼ノ城」と岡山市の「岡山城」、更に兵庫に立ち寄り「姫路城」と、お城三昧の一日を過ごした。



早いもので今回の遠征も今日が最終日だ。
今朝も早起きし、倉敷のホテルを出ようとすると車のフロントガラスが氷でバリバリ。
広島はそうでも無かったが、岡山はとても寒かった。
そんな寒い中をまずは山陽道屈指の大社と言われる「吉備津神社」に向かう。
ここは「桃太郎」のモデルとされる大吉備津彦命を祀っており、「比翼入母屋造り」と言われる本殿と拝殿が見処なのだ。
流石は最上稲荷と並ぶ岡山屈指の初詣スポットだけあって、朝も早いというのに道路が渋滞する程の大混雑振りだった。



吉備津神社を後にして次に向かったのは、桃太郎繋がりの鬼ヶ島の鬼達の城のモデルになったと言われている「鬼ノ城」だ。
鬼ノ城を紹介したホームページ
昨日の広兼邸に向かう道中に匹敵する峠道をひた走り、鬼ノ城のある「鬼城山」の駐車場に車を停めた後は歩いて目的地を目指す。
天気のいい中、ハイキング気分で歩く事数分。遂に目的地の鬼ノ城西門が見えてきた。



どどーんと開けた山頂に鬼ノ城はあった。
この鬼ノ城は、663年に唐・新羅の侵攻に備え築城されたものらしい。
城と言うよりは砦と言った感じで、サイケなデザインと相まって確かに鬼でもいそうな感じだった。



雲一つ無い天気の中、異様な雰囲気を漂わす山城が佇む風景はなかなかのものだ。
頑張って見に来て良かったと思わされた鬼ノ城であった。



鬼城山を後にして、次は岡山市に移動。
市内で昼食を済ました後は、いよいよ「岡山城」に向かった。



岡山城天守は明治以降も残っていたのだが、残念ながら戦災で焼けてしまい、現在の天守はコンクリの復元天守だ。
隣に後楽園という庭園もあるせいか混んでいて駐車場はどこも満杯だったので、街外れのコインパークに車を停めて岡山城までは徒歩で向かった。



色々写真を撮りつつ、いよいよ天守閣のある本殿に到着。
目の前にそびえる黒い天守は、バックの青空と相まってなかなかの迫力だった。
中の博物館にも入ってみたのだが、残念ながら展望台以外は撮影禁止だった。



天守を出た後は、裏側に回って某ブログでも触れていた不等辺五角形の部分を見上げてみる。
これが岡山城の最大の特長との事で、確かにこれは面白い形だ。



帰り際に林原美術館に立ち寄る。
この美術館は、武家屋敷の長屋門がそのまま入り口として利用されているのだ。
美術館は正月休みだったのだが、企画展のポスターが「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」だった。
林原でエヴァかよ!



岡山城を見終え、本当ならこれで今日は終わりなのだが、ちょっと時間があるので姫路城にも立ち寄る事に。



ご存じの通り姫路城は現在修復中で見られないのだが、逆にその囲ってある状態を見ておきたいと思いついつい来てしまった訳である。
結構時間があった筈なのだが、またも最上稲荷の渋滞に引っかかってしまい、結局閉園30分前にやっと到着する羽目に。
早速姫路城に向かうと見慣れない風景が目の前に広がっていた。
本来天守のある場所にどどーんとそびえる巨大な四角い箱は、結構シュールである。



ちなみに今なら修復中の天守を間近で見学出来るらしいのだが、予約が必要で自分が申し込んだ時は既に満席だったのですっぱり諦めていた。
今度は修復が完了した頃にもう一度訪れたいと思う。



そろそろ陽が沈みかける中を修復中の姫路城を眺めつつ、今回の遠征も遂に終了だ。
数年振りの大和ミュージアムでは艦橋で主砲斉射を体験し、「たまゆら」の竹原では何故か「毒ガスの島」の遺構を散策、倉敷ではキャンディ・キャンディの想い出に暫し時を忘れ、その他にも福山、尾道、姫路と実に多方面に渡る訪問となったが、心配していた寒気の影響も無く、ほぼ目的を達成出来たのは実にウルトララッキーであった。
まあ、幾つかの施設が正月休みで見られなかったのは残念だったが、また何時か来る時のお楽しみと言う事で。
随分遅くなってしまったがこれにて中国遠征のレポートも無事終了だ。
本日の走行距離 181.2キロ、聞いた曲数 62曲。


※おまけ 最終日

帰りは高速を使ってひたすら東京を目指す。
思った程Uターンラッシュも無く、難関の鈴鹿付近もそんなに渋滞にはぶつからなかった。



そんなこんなで明るい内に静岡に到着したので、最後に途中のSAで撮った富士山をアップ。
最終日の走行距離 644.3キロ、聞いた曲数 117曲。
中国遠征時のトータル走行距離 2109.3キロ、聞いた曲数 475曲。