中国遠征その3 パート2 いがらしゆみこ美術館・倉敷美観地区・他


午後からはいよいよ倉敷の街を散策し、あの「いがらしゆみこ」の美術館を始め、観光案内図に載っているスポットを片っ端から廻ってきた。



倉敷市内には1時に到着。
まずはホテルにチェックインし、車を停めた後は歩いて市内散策に向かう。
流石は人気の観光スポットなだけあって、正月から非常に賑わっていた。
取り敢えずは本通り商店街と倉敷川沿いの美観地区を歩き回ってみたのだが、蔵っぽいデザインの食べ物屋、土産屋、雑貨屋と色々な店が並んでいてともかく圧巻だった。



そんな著名な観光スポットを一回りした後に自分が向かったのは、ちょっと奥まった場所にある「いがらしゆみこ美術館」。
そう、あの「キャンディ・キャンディ」のいがらしゆみこの美術館なのだ!



(C)水木杏子/いがらしゆみこ
キャンディ・キャンディ」は70年代後半に大ヒットした少女漫画だ。
20世紀初頭のアメリカとイギリスを舞台に、孤児だった主人公のキャンディが様々な出来事を経て成長していくという「明日のナージャ」の素になった物語である。
単行本は1200万部も発行され、アニメ化もされて関連グッズも数多くが生産されており、日本漫画の歴史を語る上で欠かすことの出来ない作品と言えよう。


自分はアニメをオンエアで見ていた世代では無いのだが、夕方の再放送を何故か母がはまって夢中で見ていて、それを結構一緒に見たりしていたのだ。
ちなみに母は主人公のキャンディでは無く、キャンディのライバルの子の方が好みだと言っていたのが子供心に衝撃的だった。



女の子のいる家族連れや女性同士のグループに混じって、いい歳した男が一人で入場する(w
館内は1階が撮影コーナーとグッズ販売コーナーで、2階がいがらしゆみこの原画やイラスト等の展示コーナーとなっていた。



館内はさぞやキャンディ一色と思っていたのだが、なんと意外な事に同作に関する展示は一つもされていなかった。
実はいがらし氏と原作者の水木杏子著作権で未だに揉めていて、展示する事が出来なくなってしまったらしい。
昔、担当していたメーカーさんがキャンディのグッズを計画していたが、その件で販売中止になったりした事があったけど、まだ続いていたのか。
しかし、同氏の他の作品の原画等が展示してあり、それはそれで見応えがあった。



いがらし氏の手による倉敷を舞台にした「倉敷物語」の原画も展示してあった。
折角なので、いがらし美術館を出た後は同作に沿って名所を訪問してみたりする。



倉敷のポスター等にも良く登場する「倉敷考古館」(w



かつての倉敷紡績の工場跡地を利用した「倉敷アイビースクエア」(w


もっと続けようかと思ったけど、もう限界なのでこの辺で。



そろそろ陽も暮れかけてきたので、最後に天地無用の阿知花様の神社で知られる「阿智神社」を参拝し、その後は駅前に行って夕飯にして遠征3日目を終える。
広兼邸は遠かったが道中のドライブは非常に楽しかったし、噂の倉敷もゆっくりと散策出来て、更にいがらしゆみこ美術館まで訪問と、今日も色々回れて満足の一日であった。
本日の走行距離 154.8キロ、聞いた曲数 46曲。