中国遠征その1 大和ミュージアム


2013年最後の日。
と言う訳で、大晦日だというのに広島県呉市呉市海事歴史科学館大和ミュージアム)と、同・竹原市の「毒ガスの島」で名高い大久野島に行って来た。



今年の冬休みも曜日の関係で9連休だが、例の手術後ということもあり初めはのんびりと養生するつもりだった。
ところが医者に「帰省しなくちゃならないので(←大嘘)ちょっと長めに運転しても大丈夫ですか?」と聞くと「運転位なら大丈夫ですよ」とのご返事!
と言う訳で、当初予定していた「たまゆら」の聖地・竹原市と、美観地区でお馴染み倉敷他を巡る中国地方遠征旅行を決行する事に。


で、29日はコミケ後に東京を脱出し、30日は東名、名阪、山陽道とひたすら高速を走って(大きな渋滞はそれ程無かった)、夕方6時過ぎには東広島に到着。
(本当は竹原に泊まりたかったけど条件の合うホテルが無かったのだ)
走行距離は無給油で650キロ。燃費も渋滞のノロノロを経ながらも20キロを達成していた。
でも、かなり疲れた〜。やはり、一日の走行は550キロ位に抑えた方が身体に優しいかも。



そして一夜明け、ついに大晦日
この日最初に向かったのは呉市大和ミュージアム
年末年始で「てつのくじら館」や術科学校とか軒並み休館なのだが、ここだけは開館しているというのだ。
前に来たのは2005年の「男達の大和」のロケセット公開時だったので、実に9年振りである。



入るなりどどーんと目立つ、10分の1サイズ「大和」の模型。
やはりこいつは凄い。
これを見られただけで遙々呉に来た甲斐があるという物だ。
しかし背後がガラス張りで、思いっきり逆光なのは何とかして欲しい。



高い所から大和を眺める。
しばし、「飛行機から洋上に浮かぶ大和を見ている自分」を想像してみる。
出来る事なら実物を見てみたかったなあ。



今回、たまたま「巨大戦艦大和展」という企画展が実施されていて、なんと実物大の第一艦橋が復元されていた。
これは凄い、大和の艦橋だよ!



さすがに凄い混んでいて、しかも結構狭いので記念写真も上手く撮れなかった。
ちなみに完全再現という訳では無かったが、直接艦橋に立ってその雰囲気を感じる事が出来たのは貴重な体験だった。



窓の外には主砲のCG映像が流れていて、スピーカーから主砲斉射のプロセス後に発砲音が響き渡る。
これだよ。これなんだ。
思わず凄みのある笑みを浮かべてしまった(w
子供の頃は「大和の艦橋に立って、主砲斉射を見てみたい」と夢見たものだが、まさか今になってそれが叶うとは。



その他にも大和に関するパネル展示や、沈没現場から引き揚げた貴重な品の数々が展示されていた。
こうして実際に大和に関する品を目の前にすると、書籍や映像でしか見た事の無かった「戦艦大和」という存在を実感する事が出来て、思わず感慨に耽ってしまった。



その後は常設展示を見て廻るが、前回来た時とそれ程変わっていなかったのでさくっと見るに留める。
そう言えば前来た時あった「松本零士コーナー」が無いのだが。
やはり浮いていたのか。



資料展示室には、NHKのドラマで撮影に使われた甲標的内部セットが展示されていた。
意外と広く、自分の先入観が間違っていたのを思い知らされた。
やはり、この目で見ないと判らないものである。



途中、トイレに向かう途中に見かけたポスター。
なんと、こうの史代の「この世界の片隅に」のアニメ化告知ポスターなのである!
アニメになるのか! しかも制作は「坂道のアポロン」と同じスタジオ!
これは!



テラスに出るとお隣の「てつのくじら館」の潜水艦あきしおがどどーんと目の前に広がる。
次来た時は是非こちらも見るぞと心に誓うのであった。



帰り際、大和の模型の前で記念撮影サービスをやっていたので、空いていたから思わず自分も撮って貰った。
1枚1,000円だったが、記念だし、結構イイ感じに撮れていたので思わず購入。
こうして9年振りの大和ミュージアムでは、非常に濃い時間を過ごす事が出来たのであった。