Re:shadow 紅蓮×みさくらなんこつ


今日は横浜・三渓園の旧燈明寺本堂で開催中の異色の展覧会「Re:shadow 紅蓮×みさくらなんこつ」を見に行ってきた。



横浜の三渓園は、敷地内に各地の貴重な建築物を配したなかなか面白い庭園だ。
横須賀に行く際に何度も前を通り、その度に「いつか寄ろう」と思いつつ中々寄れないでいた。
そこに今回、華道家の紅蓮氏とイラストレーターのみさくらなんこつとのコラボレーション展示会が三渓園で開催されると聞き、「これは行くしか無い」という訳で来てしまった訳である。
ちなみに三渓園は高校の時のバス旅行で来ているのだが、実は全く覚えていなかったりする(w



午前中は床屋に行って、その後は湾岸を走って大黒PAで昼食を済まし、三渓園には昼過ぎに到着。
既に駐車場は満車だったので、近くのコインパークに車を停めていよいよ三渓園に入園。
ちょっと園内を散策した後、早速華展が開催されている旧燈明寺本堂に向かう。
ちなみにこの本堂は、京都の加茂町にあったものを、1982年に此処に移築したのだそうだ。



実はちょっとビビリながら入場する。
入るなり目の前に広がる異色なふいんき(←なぜか変換出来ない)に、早くも圧倒される。
しかし、ヲタな人達に混じって普通に年配の方とか結構いて、なかなか賑わっていた。
ちなみにこの手の催しにしては珍しく、写真撮影がOKなのは非常に嬉しい限りだ。



この華展のテーマは「怪異・影・闇」。
その名に違わず、どの展示物も凄いインパクトのある物ばかりだ。
室町時代建築の本堂の中に、サイケなフラワーアートと、アダルトゲームで名高いイラストレーターの作品が融合した様はなかなか圧巻である。



みさくら氏のイラストはどれも多彩な色使いで、暗い照明と相まって見ていてとても非常に印象的だった。
こんな催し、そうそう見る事は出来ないであろう。
遙々横浜まで見に来た甲斐があったというものである。



その後は折角なので三渓園を散策する。
紅葉が綺麗で、どこもとても良い景色だった。



展望台の「松風閣」からはアイエイチアイの造船所が見渡せて、建造中の「いずも」が見えた。
流石にでかい。
配備された後は、是非乗船したいものである。



なんと、合掌造りの建物まであった。
しかし、中は茅葺き屋根の虫除けの為か、煙で燻されていてともかく煙かった。
服にも臭いが付いて、ずっと煙かった。



高校のバス旅行時の記憶は全然無かったのだが、唯一覚えていたのがこの笹竹のトンネル。
あの時は、意味も無く「すげーっ!」とはしゃいだりしたのだった。
これを見た時、ふいにあの時の記憶が色々蘇ってきて、ちょっと感慨に耽ってしまった。


こうしてお寺の本堂と美少女イラストという異色の展示会を見て、前から来たかった三渓園にも遂に来れて、今回もさりげなく充実した一日を送ってしまったのであった。
本日の走行距離 131.7キロ、聞いた曲数 42曲。