第43回東京モーターショー2013


今日は東京ビッグサイトで2度目の開催となる「東京モーターショー」に行って来た。



昔はモーターショーと言えば自動車立国日本の一大イベントで、開催前には本屋で「モーターショー特集」の雑誌がずらりと並んだものである。
しかし、近年では「若者の車離れ」に代表されるようにその開催は全然注目されず、一般人には「またやるんだ」状態だ。
自分の周りでも誰もモーターショーの話題を出す者はおらず、言葉は悪いが「オワコン」なのであろうか。
しかし自分にとってモーターショーは欠かせないイベントなので、そんなことは気にせず張り切って見て回る事にする。



まずは東館を1号館から順に廻ったのだが、いきなりスバルブースがあった。
昔はスバルと言えば「ラリー」だったのに、今ではまるで異国のメーカーのようなストレンジアぶりだ。
写真はコンセプトカーの「VIZIV」と「クロススポーツ」の2台。
クロススポーツのフロントは、まんまBRZみたいだ。



あのBMWもEVをラインナップしていた。
「i3」という車輌はBMWらしからぬコンパクトなデザインで、しかもボディにはFRPを採用して車重も1.2トン余りらしい。
でも価格は500万位するので、たぶん買えない。



次は間にレクサスを挟んでトヨタブースに。
トヨタはブース造りも凝っているのが恒例だが、今回は同社のCMに出演した俳優達のマネキンを配した展示になっていた。
千利休」役で登場した鶴瓶さんもいて、冒頭の写真はその鶴瓶さんと撮ったものだったりする。



ちなみに「倍返しだ!」でお馴染みのあの人もいた!



その他にも、例のボディの表面がスクリーンになっている車の後継が展示されていた。
その名も「FV2」。
結局余り注目されなかったのか、意外に使い道が無かったのか、凄い技術だと思うのに2年前と殆ど代わり映えしていないのが残念だった。



ダイハツは新型のコペンを前面に展開。
「簡単に着せ替え」がコンセプトで、見ていると盛んにチェンジしてくれているのが面白かった。
こーいうのは有りそうで無かったので、実用化してくれるととてもいいかもしれない。



日産ブースのメイン、創立80周年記念モデルの「IDx」。
正直、凄い格好いい!
前情報が無かったので日産ブースは期待していなかったのだが、まさかこんなイカス奴が控えていたとは!



デザイン的にはFRのサニーであろうか。
隣の外人さんは「マスタングみたいでビューティフォー!」と言っていたが、自分は「アバルト131」を連想させられた。
ノーマルとニスモバージョンの2タイプなのだが、ニスモの方はオーバーフェンダーとかハンドル周りとかが実に痺れる。
何気に自分的にツボに入りまくりの1台であった。



スズキのブースは「いかにも」なコンセプトカーが多くて、ある意味一番モーターショーらしかった。



今年のWRCの王者、フォルクスワーゲン
流石に今回はラリーっぽいブース造りをしていた。
というか、「WRC」を謳っていたブースはワーゲンだけであった。



コーナーの中心には、セバスチャン・オジェの駆った「ポロWRC」がどどーんと。
一方のシトロエンコーナーは「ラリー、何それ?」な感じだったのが残念だった。



東館を見終えた後は一端会場を出て昼食を取り、その後は西館に移動。
まずはヤマハブースを見るが、バイクなのでさーっと通り過ぎようとすると、変な車を発見。
なんとっ、ヤマハが開発中の四輪車だと言うではないか。



こいつは「MOTIV」という名称で、ヤマハが考える「人機一体感がもたらすドライビングプレジャーを追求した一台」なのだそうだ。
コンパクトなデザインは言うまでも無く、「トヨタ2000GT」に通ずる手の入ったデザインとオーラが何とも言えずいい感じ石原だ。



運転席も車とバイクのいいとこ取りみたいなデザインなのが痺れる。
さぞやドライブしたら楽しそうな感じがビンビンして来る。
さらにヤマハマークのエンブレムが車に付いているのは、なんとも言えず新鮮な感じだ。
先程の日産の「IDx」といいこれといい、なかなか自分的に今回は面白い車が多くて眼福だった。




続いてホンダブース。
遂に登場した次期「NSX」のコンセプトカーが、一際強い存在感を示していた。
先日出た3代目フィットといい、昔のホンダだったら考えられないエグいデザインがなんとも斬新だ。



あの「ビート」の後継車、「S660」コンセプト。
コペンに続いてビートも復活かあ。
こうなったらカプチーノAZ-1にも是非復活して欲しいものである。



ランエボの無い三菱ブースだが、見処は「ガルパン」の西住殿が宣伝大使をしている所だ。
しかし自分はアプリをダウンロードしていなかったので、全然楽しめなかった。
でも何故か外人達には西住殿が面白いらしく、代わり番こに盛んにボードの隣でポーズを撮っていたのが印象的だった。



西館2階は「スマートモビリティ」をテーマにした自動車関連の技術展示等が実施されていた。
中にはこんなものまで。
ガンダムの大河原邦夫氏がデザインに参加している「Hiriko」というEVなのだそうだ。


そうこうしているうちに気が付けば3時を廻ったので、道路が混み始めない内に帰路に着く事に。
今回は前情報無しで訪れたのだが、日産やヤマハで自分的にツボな車に出会えたりと、結局いつも通りに楽しめてしまったモーターショーであった。
本日の走行距離 49.4キロ、聞いた曲数 24曲。