白石城・二本松城跡・白河城・他


仙台遠征3日目。
今日は仙台を離れ、伊達政宗重臣片倉小十郎の城で名高い白石城や、「八重の桜」の会津戦争編で一躍有名になった二本松城白河城などを見て回ってきた。



早い物で、仙台を巡る旅も今日が最終日だ。
3日間お世話になったホテルで最後の朝食を取った後、8時過ぎには車で出発する。
ちなみに今回のホテルは駐車場の関係で敢えて街外れにしたのだが、近所にホームセンターやカーショップなんかがあって中々楽しい立地だった。
で、まずは仙台空港まで海沿いの道路経由で向かったのだが、まだ3.11の津波の傷跡が各処に残っていて今更ながらその凄まじさに驚かされた。



仙台空港を後にして、いよいよ本日のメイン白石城に到着する。
白石城掛川城白河城と同じく、当時の木造建築の手法で復元された三階櫓が見所のお城だ。
市内に入ると各処に城への観光を導く案内が充実し、なかなか力が入った展開をしていた。
自分も市役所の無料駐車場に車を停め、案内板に従って市内を散策しつつ城に向かったが、城内に入るなり目の前にそびえる三階櫓や大手二門に早くも興奮させられる。



御殿があった広場には小十郎の碑がどどーんとあった。
お城の方も順光で写真撮影はばっちりだ。



思う存分記念写真とか撮った後は、三階櫓の中に入ってみる。
流石は木造復元なので雰囲気も抜群である。



片倉小十郎と言えば「戦国BASARA」。
やはり関連したポスターとかあって、中では戦国武将の(今風)イラスト展とかもやっていてご年配の方なんかは「何じゃこりゃあ」な感じで面白かった。



白石市を最後に宮城を離れ福島に移動し、昼食を済ました後は二本松市にある二本松城趾に向かう。
ちなみに二本松城は別名「霞ヶ城」と呼ばれ、城趾のあるこの公園は「霞ヶ城公園」として日本さくら名所100選にも選定されているそうだ。
二本松と言うと、詩人・高村光太郎奥さんである高村智恵子の生家があることで有名だが、自分的には斉藤由貴が出ていたNHK朝のドラマ「はね齣」の印象が大きいかな。
で、まずは復元された箕輪門の前にある「二本松少年隊群像」の前で記念撮影する。



実は二本松は、友人達と高村智恵子の生家は訪問していたのだが、この二本松城趾は来ていなかったような気がする。
もっとも結構急な坂を登るので、あのメンバーでは来たとしてもキツかったかもしれない。
今回はソロなので、頑張って本丸跡まで登ってみた。



本丸跡は国史跡指定になったのを期に綺麗に復元されていた。
しかし、この日も凄い猛暑だったからか、急坂を登るのが大変だからなのか、ともかく自分以外誰もいなかった。
流石に汗だくになってしまったが、ここからの眺めは最高で大いに満足させて貰った。



城址公園近くの二本松市歴史資料館にも立ち寄ってみた。
入場料は100円で安いのだが、写真撮影がロビーの提灯祭太鼓台以外は禁止だったのでレポートは無しで。



そろそろ日も暮れ始めたので、今夜の宿である白河に向かう。
途中のルートは山間を走るコースを選んだのでドライブも非常に楽しめてしまった。
前にラリーを見に来た時はNA車だったので峠道とか厳しかったが、今回は小さいながらターボ車なのでアップヒルもグングン走れてしまうのだ。
そんなこんなで白河に到着し、お馴染み白河小峰城に向かうが、まだ震災の影響で立ち入り禁止だった。



しかしながら城趾を覆うフェンスには白河城に纏わる写真何かがプリントされていて、ささやかながら訪れた人々を楽しませてくれる趣向が凝らされていた。
またそれが、より白河城の悲劇を増幅させていて感傷的にさせられたのであった。



夕日の中佇む白河城を見ながら、今回の仙台遠征もいよいよ終わりを告げる。
急遽取れた長期のお盆休みに合わせ、これまた急遽計画した仙台遠征だったが、「松島や、ああ松島や」の松島を訪れ、さらに石ノ森氏の萬画館青葉城趾に白石城とかなりの目的を達成出来て、満足度も高いなかなかいい旅であった。
またいつか仙台に行こうと思いつつ、この日の行程を終えるのであった。
本日の走行距離 252キロ、聞いた曲数 73曲。


※おまけ 最終日
最終日である8月18日は、8時に白河を出立し、渋滞も無く東北道をひた走り、昼過ぎには懐かしの我が家に到着したのであった。
18日の走行距離 217.4キロ、聞いた曲数 35曲。
5日間のトータル走行距離 1064.6キロ、聴いた曲数 287曲。