青葉城・仙台市博物館・瑞鳳殿・他


仙台遠征2日目の本日は、いよいよ伊達政宗の居城・青葉城を始め、各種の博物館や資料館など仙台市内をあちこち見て歩いてきた。



松島訪問から一夜明け、仙台で迎える2日目の朝は昨日に引き続き快晴で、気温も猛暑ながら東京に比べればまだ楽であった。
いつも通りの時間に起きて朝食を済ませた後、車を走らせ仙台市内中心部に向って出発し、まずは青葉城趾を攻める。
ちなみに青葉城とは仙台城の雅称で、青葉山にあるから青葉城なのだそうだ。
お盆が過ぎて平日なので街中は結構混んでいたが何とか現地に到着し、折角なので入り口に車を停めて登城路を歩いて青葉城趾に向かう。
結構な急坂を登り、巨大な石垣などを横目に見つつ本丸跡へ向かうと、広大な広場の中に「政宗騎馬像」が佇んでいた。
おお、ついにここまで来たぞ。



早速、記念写真を撮ったりする。
ちなみにこの騎馬像は2代目で、初代は戦争中の金属類回収令で溶かされてしまったのだそうだ。
でも頭部だけは残っていて、博物館の裏に飾ってあったりする。



城趾にある宮城縣護國神社を参拝すると「戦艦大和展示中」の看板が目に入る。
なんと境内にある英霊顕彰館という資料館で大和の巨大模型が展示中らしい。



先を急ぎたいのだが、大和の魅力についつい立ち寄る事に。
本丸に護國神社があるのは事前に知ってはいたが、靖国遊就館みたいに資料館があるのは知らなかった(ガイドにも書いてないし)。
入館料は300円だが、展示してある資料もなかなか充実していて、これは見て正解だった。
ちなみに大和以外にも各種の艦艇の模型が展示されていて、「艦これ」の影響か、若い兄ちゃん達がフィーバーしていたのが印象的だった。



その後更に「仙台城見聞館」を見た後は、再び麓まで歩いて行って「仙台市博物館」(400円)を見学。
しかし、展示は政宗公関係ばかりクローズアップされていて、軍都仙台とかの近代史は殆どスルーでイマイチ見応えが無かった。



博物館を出た後は広瀬川を渡って市内まで歩いて行き、大町にある「仙台市戦災復興記念館」に向かう。
戦災復興記念館のホームページ
ここは仙台空襲と復興事業の記録を保存し、戦災と復興の全容を後世に伝えようという施設なのだ。
人気が無いのか平日だからなのか、自分以外は数人しかいなくてまさに貸し切りだった。



しかしながら、ここの展示は凄かった!
仙台市博物館で殆ど触れていなかった戦中から戦後にかけての仙台市の歩みは、まさにこちらが完璧なフォローだったよ。
特に第2次大戦関係の解説展示はとても力が入っており、未見の資料などもあってかとても見応えがあった。



圧巻なのが「仙台空襲」のシーンを再現したこの立体ジオラマ
上手く言葉に出来ないが、展示を担当したスタッフの執念のようなものが感じられた。
しかし、立派な博物館では殆ど戦争には触れず、街外れの資料館でひっそりと戦争の悲惨さを語り継ぐその現実に、何とも言えない気分にさせられたのは内緒だ。



再び青葉城に戻り、車で午前最期の目的地である瑞鳳寺に向かう。
ここは政宗公の墓所である瑞鳳殿があるのだ。
これまた長い参道の石階段を登って観覧券売り場に向かい、観覧料550円を払って入場する。



豪華な涅槃門をくぐると、スーパー派手々な建物がどどーんと佇む。
これが瑞鳳殿なのか!
桃山様式の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築とかで、国宝に指定されているそうだが、実は戦争で焼失していて現在の建物はやはり2代目なのだそうだ。