グレゴワール・ソロタレフの世界展


今日は未開の地グンマー、もとい群馬県高崎市群馬県立近代美術館で開催中の「グレゴワール・ソロタレフの世界展」に行って来た。


オオカミクン (名作絵本復刊シリーズ)

オオカミクン (名作絵本復刊シリーズ)

きみはおおきくてぼくはちいさい (にいるぶっくす)

きみはおおきくてぼくはちいさい (にいるぶっくす)

グレゴワール・ソロタレフはフランスの有名な絵本作家だ。
自分の子どもの為に絵本を作った事をきっかけに創作活動に専念するようになり、以後絵本作家として活躍するようになり、数々の作品を世に出している。
日本でも「Loulou」を翻訳した「オオカミクン」なんかが発売されており、知る人ぞ知るな存在なのである。
自分も知人のNさんからソロタレフの絵を見せて貰い、その独特な色使いと何ともダークでユーモラスなイラストに興味を持ってしまい、今回グンマーに行く用事があったので、ついつい見に来てしまった訳である。



会場である群馬県立近代美術館は、前にも「岩鼻火薬製造所」のレポートで紹介した「群馬の森」にあったりする。
群馬の森、岩鼻火薬製造所跡のレポート
同じ敷地内の群馬県立歴史博物館にも訪れているので、これで群馬の森は全て制覇した事になってしまった。



当日は昼過ぎに家を出たので、現地には3時頃に到着。
閉館時間が近いのと、開催から随分日が過ぎているので、会場は空いていてのんびりと見る事が出来た。



ちなみに会場内は撮影禁止なので簡単に展示内容を説明すると、入ってすぐにはわりと最近のソロタレフのドローイングやデッサンなど40点余りが展示。
動物を独特な解釈で擬人化したイラストが大変面白く、その色使いと線のタッチはなかなかいい感じで見入ってしまった。
次は絵本「セザール」の下絵やスケッチの展示。
カゴの中のトリがワニを食べてやっつけてやろうと夢想する内容で、ワニの頭の上にトリが乗っている表紙のイメージスケッチ案が何種類もあったりするのが面白かった。
その他にも先の「オオカミクン」や「きみはおおきくてぼくはちいさい」のカットや、絵本を元に作られたアニメーションの上映もされていて、非常に満足の行く内容だった。


その後、お土産でもと思いミュージアムショップに立ち寄るも、何気にみんな高いので何も買わずに立ち去り、今夜の宿である前橋に一路向かうのであった。
本日の走行距離 162.7キロ、聞いた曲数 38曲。