ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家


今日は横浜のみなとみらいにある「横浜美術館」で開催中のロバート・キャパの写真展に行って来た。



ロバート・キャパはあまりにも有名な戦場カメラマンだ。
自分もスペイン内戦の時の「崩れ落ちる兵士」や、Dデイ上陸作戦中の写真なんかで知って、学生の頃はずいぶんLIFEの写真集とかを見まくったものである。
今回の写真展の開催は、先日行った「ルパン三世展」で知ったのだが、98年に千葉そごうでやった「ロバート・キャパ全作品展」を見ていたのでどうしようかなと思っていた。
しかし、昨晩録画しておいたNHKスペシャルの「運命の一枚 戦場写真最大の謎に挑む」を見たら、無性に行きたくなってしまい、今回こうして来てしまった訳である。



横浜には昼前に到着。市内で昼食を済ました後、山下公園とかをウォーキングしてから美術館に入場。
日曜日なので結構来場者も多く、昨日のメディア芸術祭程では無いが結構混んでいた。
写真撮影は禁止なので、ひたすら見るのに専念する。



ロバート・キャパ」は本名をアンドレフリードマンといい、キャパという名前は元々は相棒で恋人の女性写真家ゲルダ・タローと作り出した、営業用ネームだったそうだ(どっかの漫画家みたいだ)。
でもゲルダはスペイン内戦の取材中に死亡してしまい、その後フリードマン個人が「キャパ」の名で活躍することになったらしい。
で、先日のNHKスペシャルでは、キャパの名を有名にした「崩れ落ちる兵士」を撮ったのはフリードマンじゃ無く、実はゲルダの方で、その事実が彼を苦しめて幾多もの危険な戦場に向かわせたのではないかという内容だった。
最終的には彼自身の手によるDデイの写真が認められた事により、フリードマンは救われたのだという仮定で番組は終わっている。
事実は時の彼方だが、そんなバックボーンを想像しながら見たキャパの写真の数々はまた一味違う趣があり、初めて見る写真なんかもあったせいか、非常に楽しめてしまった。
(ちなみに上の写真はキャパの写真展では無く写真撮影OKの常設展のものですが、イメージという事で)


気が付けば3時を回っていたので帰路に着く。
今日も寒かったが、昨日程風が強くなかったのでなかなか快適な横浜遠征であった。
本日の走行距離 114キロ、聞いた曲数 25曲。