四国遠征その2 犬島アートプロジェクト・丸亀城


遠征2日目の今日は瀬戸内海に浮かぶ犬島にある「犬島アートプロジェクト 精錬所」と、四国の丸亀城を見てきた。
ちなみに今日はブログを本格的に始めてから3年目の記念すべき日でもある。



「犬島アートプロジェクト」は、ベネッセが岡山県の犬島本島に残る銅の製錬所跡を利用して造った美術館だ。
前に友人のTS氏が行ったことがあり、写真を見せて貰って自分も行きたいと思っていたのだ。
犬島アートプロジェクトのホームページ
昔は予約しないと入れなかったのだが、数年前からいきなり来ても見られるようになったので、今回の遠征で寄る事にした訳である。
当日は早起きし、まずは犬島行きの船が出ている宝伝港に向かう。
途中までの道程がなかなか楽しいドライブコースで、岡山最高!であった。



犬島には船で10分程で到着。
上陸後は上の写真のチケットセンターで入場券を購入し、早速精錬所跡地に向かった。
入るなり煉瓦の廃墟がずらっと並び、思わず興奮してくる。



まずは係員の人に案内されながら、団体で美術館を見て回る。
ちなみに写真撮影は出来なかったので簡単に説明すると、建物内は自然光を取り入れて人工照明を全く使っておらず、そんな中に三島由紀夫をモチーフとしたアートとかがあって、なかなか異様な空間であった。



美術館を出た後は自由行動に。
早速遺構エリアに突入し、夢中で写真を撮りまくる。
施設内の各処に朽ちかけ始めた煙突がどどーんとそびえており、これがとても印象的であった。



冒頭の写真は発電所の跡なのだか、周りは綺麗に掃除されていて、何も無い中に廃墟だけが佇む姿は何とも現実離れした感じだ。
砂漠の真ん中で廃墟に出会った感じとかこんなん何だろうかとか、色々感慨に耽ったりした。



ちなみに、ここには他にも「家プロジェクト」という施設もあるのだが、展示入れ替えのため休館中との事。
しかし、精錬所跡だけでもわざわざ見に来た甲斐のある素晴らしいスポットであった。



宝伝港に戻る船に乗り犬島を後にし、その後は愛車で瀬戸大橋を渡っていよいよ四国本土を目指す。
ちなみに前来た時はバイクだったので、車で瀬戸大橋を渡るのは初めて(ファンタジー)だったりする。
午前中は天気が良かったのに、大寒波の影響か午後からは風が強くなってきて、橋を渡っている時も車が煽られて結構ピンチだった。



四国到着後、まず最初に向かったのは香川県丸亀市にある現存12天守の一つ「丸亀城」。
実は四国には何度か来ているが、ここには一度も来ていなかったのだ。
見所の一つの石垣は最も築城技術が発達した頃に造られたものとの事で、その高さと緻密さに思わず圧倒される。
ちなみに石垣の清掃は危険なので、陸自善通寺駐屯地のレンジャー隊員がしているとのことだ。



いよいよ本丸の天守に。
高さは15メートルで、日本一小さな現存木造天守なのだそうだ。
相変わらず風が強く、しかもとても寒くて人もまばらだった。



天守の中に入ると歴代城主の貴重な資料に加え、田村ゆかり等が展示されていた。
その後は大手門とか番所とかを見て回るが、資料館は時間が無くて見られなかった。


犬島でゆっくりし過ぎた為、丸亀城はゆっくり見られなかったが、それでも今回の遠征最初に訪れた城としては充分に満足のいく素晴らしい城であった。
本日の走行距離 347.6キロ、聞いた曲数 66曲。