気象庁精密地震観測室・荒砥城趾・他


象山地下壕を後にしてお昼を済ました後は、郊外にある「気象庁精密地震観測室・松代地震センター」へと向かった。



何故こんな所に来たかというと、この施設は舞鶴山の地下大本営跡地を利用して創設されたものなのだ。
施設の一部が見学出来るというので、これは行くしか無いと思ってきた訳である。
駐車場に車を止めると大坑道の入り口が目に入る。
坑道内には地震計とか水管傾斜計とかが設置しあるので入れないため、写真だけで我慢する。
しかし、象山のは岩肌剥き出しであったが、こちらはしっかりベトンで固めてあって一味違った。



まずは各時代の地震計などが展示してある3号庁舎に入る。
何と基本的に無人で、受付も無ければ案内の人もいない。電気は入ると自動的に点く。
「本当に入って良いのか?」と心配になってしまった。



次にパネル展示や坑道が見学出来る2号庁舎に。
こちらも無人で勝手に説明ビデオとかを見た後、いよいよ小坑道に。
普通の通路の奥の鉄扉を開けると、その向こうにはかつての松代大本営跡へと続くコンクリの地下通路が広がっていた。



とは言っても、こちらも入り口までしか入れず、後は扉の向こうをガラス越しに覗くだけであったが、それでも旧軍の雰囲気を充分に感じることが出来、貴重な体験が出来た。
結構興奮してしまったので、見学後は地震計に反応しないよう静かに坑道を退去したのであった。



地震センターを辞した後は、千曲市に移動し千曲市城山史跡公園にある「荒砥城趾」に向かう。
某お人形ブログで紹介されていたのを見て、一度見ておきたいと思ったからだ。
小排気量車にはちときつい勾配の坂道を上り、車を停めた後は更に坂道を登って荒砥城趾に到着。
すると目の前にはアラモを思わせるような、かなり痺れる風景が広がっていた。



荒砥城は戦国時代に築かれた山城で、数年前に復元されて大河ドラマ風林火山」や「江」のロケなんかにも使われたそうだ。
ちなみに入場料は300円。
確かにいかにも「戦国」という感じで、思わずそんな写真を撮りたくなってしまうスポットであった。



荒砥城跡を後にして、再び長野市に向かう。
まだ時間があるので、途中「川中島古戦場跡」に寄ってみた。
人気撮影スポットの信玄と謙信のバトルシーン銅像の前で自分も記念撮影。



折角なので隣の「長野市立博物館」にも寄ってみる。
合戦絵巻にアニメーションで動きを合成した「川中島の合戦紹介ビデオ」がなかなか面白く、入って良かった。



恐竜のコーナーも充実していた。
長野は結構恐竜の化石が多く見つかっているとのことで、何気に恐竜には展示に力が入っていて見応えがあった。


5時前には博物館を出て、長野市内のホテルに戻る。
そんなこんなで随分色々と見て回ったが、結局雨も降らずに快適に観光を終えることが出来て、2日目ものんびりと終えることが出来たのであった。
本日の走行距離 74.6キロ、聞いた曲数 34曲。