暦会館・近江神宮・他


遠征最終日。今日は舞鶴を後にして、いよいよ「ちはやふる」の聖地・近江神宮に向かうのであった。



明日はただ帰るだけなので、事実上今日が遠征最終日だ。
8時過ぎに2泊した宿をチェックアウトし、まず向かったのは宿の直ぐ近くにある「舞鶴大波簡易郵便局」。
なぜこんな所に?と思われるだろうが、実はここも「AIR」の舞台になった場所なのだ。



ここはやはり「AIR」の12話(最終話)で観鈴と晴子が散歩していた所である。
自分がもう永くは無いと悟った観鈴と、何も知らない晴子が楽しそうに会話しながら歩いていた場所で、いざそこに立つとあの当時の気持ちが蘇ってきて結構じーんと来てしまった。



「高速コイン精米所」もあったのだが車通りが激しく、しかも看板が隠れてしまっていてちょっと違っていた。
しかし、思いがけず「AIR」の舞台探方が出来たのは良い想い出になった。



色々あった舞鶴を後にして、いよいよ大津に向かって出発。
ずっと天気が悪かったが、やっとのこと太陽が顔を見せてなんとかドライブ日和になってくれた。
途中また福井県を通過し、折角なので大飯郡おおい町にある「暦会館」に寄ってみる。
ここは安倍晴明の子孫・土御門家の史蹟や史料などを展示、保存している資料館なのだ。
中々立派な建物でしかも街灯が五芒星で、ちょっと格好いいぞ。



館内には安倍晴明肖像画や、様々な暦、時計、天文儀なんかがあって、しかも写真撮影もOKだったのでなかなか楽しかった。




暦会館を後にして再び大津へ向かう。
ナビは京都の市内を抜ける国道162号のルートを指示していたが、なんか京都は混んでいそうなので途中から琵琶湖に抜ける国道477号を通ることにする。しかしコレが間違いだった!
百井別れ以東は国道では無く酷道というらしい。
477号の凄まじさを紹介したホームページ
なんか凄い山道で、車1台がやっとの峠道とか走って、結局大津に着いたのは1時過ぎになってしまった。



色々と苦労したが、ついに近江神宮に到着。
早速「ちはやふる」のOPでお馴染みの朱塗りの楼門が目の前に現れ、思わず写真を撮りまくる。



この近江神宮は、皇紀2600年(1940年)に天智天皇を祭神として創祀された神社だ。
そして、何と言っても小倉百人一首の名人位戦と女性部門のクイーン位戦が実施される「競技かるた」の聖地なのである。
自分も「ちはやふる」で見てから凄い行きたくなって、今回遂にこうして来てしまった訳なのだ。



ちなみに楼門は樹木が邪魔をして、アニメのOPのような感じには写真が撮れなかった。



そして、その後ついついこんな撮影を。



流石はかるたの聖地なので、各所にかるたの札に関連したものや、施設などがあった。
下の写真は「衣裳部」の看板が掛かっていたのだが、何の衣裳なのだろうか?



かるたの試合や、選手の研修なんかにも使われてる「近江勧学館」。
こちらも「ちはやふる」のOPに登場するスポットだ。



翌日の5月6日に「滋賀県高校小倉百人一首かるた大会」があるせいか、中では何かやってる感じであった。
そんな状態の中、玄関前でOPのシーンの写真を撮っている自分なのであった。



折角なので境内にある「時計館宝物館」にも立ち寄る。
ここは1963年に、日本初の時計博物館として設置されたものなのだそうだ。
あと、受付の隣にはレンタル衣裳のコーナーがあって、ちょっと萌えた。


ふと気が付けば3時近くに。
この後は折角滋賀に来たので、「けいおん」の聖地である豊郷小学校に向かう為、近江神宮を後にする。
しかし、Uターンラッシュのせいか凄い渋滞にぶつかり、このままでは宿に着くのが遅くなりそうなので涙をのんで豊郷小は断念し、最後の宿である豊田市に向かう。
(帰ってから知ったのだが「けいおん」のイベントをやっていた為らしい)
こうして「ちはやふる」に関連した近江神宮訪問も、苦労したが無事成し遂げることが出来、遠征最終日をのんびりと終えたのであった。
本日の走行距離 311.8キロ、聞いた曲数 77曲。


※おまけ 5月6日

最終日は朝7時過ぎに豊田を出発し、再度新東名を経由してひたすら帰る。
途中、厚木=横浜町田で混んだけど、それ以外はスムーズに走れて1時過ぎには自宅に到着。
しかし、帰ってからは凄い暴風で、本当は洗車したりしようと思っていたのだが、そのまま家でのんびりとするのであった。
(ちなみに今週のぴかりんじゃんけんはあいこであった)
5月6日の走行距離 349.6キロ、聞いた曲数 60曲。


※まとめ

今回見て回った所のパンフレットなどを並べてみる。
現存12天守丸岡城を始め、佐久間艇長の交流館、舞鶴要塞やれんが館、かるたの聖地・近江神宮、さらに「AIR」の美凪列車や観鈴郵便局まで見られて、ちょっと欲張り気味ではあったがとても充実した内容の舞鶴遠征であった。
まあ、前半の悪天気や、国道477号の悪夢なんかもあったけど終わってしまえば良い想い出。
次は何処に遠征に行こうか楽しみにしつつ、今回のレポートを終了したい。
ちなみに今回のトータルの走行距離は1541.5キロであった。