海軍記念館・赤れんが博物館・他


遠征3日目。今日はいよいよ軍港の街・舞鶴を本格的に散策することに。



昨日はどんよりながらもなんとか持ってくれた天気だったが、今日の予報は思いっきり雨。しかもかなり大荒れとのこと。
なので、本当は舞鶴の街を散策とか考えていたのだが、スパッっと諦めて箱物中心の観覧コースに切り替える。
で、まず向かったのが「海軍記念館」。
ここは海自の舞鶴地方総監部の敷地内にあり、土日祝は一般公開をしているのだ。



この記念館は、海自の隊員に歴史や伝統を伝えることを目的に大講堂の一部に設置されたもので、中には貴重な記念品や資料など200点余りが展示されている。
ちなみに中の写真撮影は残念ながら禁止だったので、入り口の東郷さんの胸像だけで我慢する。



記念館を堪能した後、次に向かったのは今回のメインである「自衛隊桟橋」。
こちらも土日祝に限って、舞鶴地方隊の「北吸桟橋」を公開しているのだ。
海軍記念館は空いていたが、こっちは雨というのに開門前から入場待ちの行列が出来ていた。



横須賀所属の艦艇は色々と見ているのだが、舞鶴の艦艇は間近で見るのは今回が初めて(ファンタジー)なので、オレ様興奮!
海自の補給艦では一番でかい「ましゅう(そうさの〜)」とも今回初めて記念撮影を行うことが出来た。



対不審船用の「はやぶさミサイル艇」もあった(しかもネームシップはやぶさだ!)。
小さな船体にでかい砲塔は凄い迫力だ。
ちなみにそんなに人がいなくて凄い近づけたので、気が付けば写真を撮りまくっていた。



桟橋で色々と写真を撮っているうちに、小雨だったのが本格的な振りになってきた。
それでも入場待ちの行列は増える一方なので、いいところで桟橋を後にして、「市政記念館」と更に隣接する「まいづる知恵蔵」にも入ってみる。
こちらは明治に建てられた海軍兵器廠の赤レンガ倉庫を再利用したホールで、舞鶴の歴史を紹介した展示や、イベントなんかが行われているのだ。



お昼を過ぎるとますます雨は激しくなってきた。
なので、次は「赤れんが博物館」を見ることに。ここはなんと旧海軍の魚雷庫跡を再利用したレンガの博物館なのだ。
入るまでは「レンガの歴史か〜」とか思っていたのだが、いざ入ると凄い充実した内容の展示で恐れ入ってしまった。
圧巻なのは日本各地の代表的なレンガ建築物を紹介したパネルなのだが、本当に「レンガへの愛」が感じられる内容で、気が付けば1時間半位見入っていた。



赤れんが博物館を出ると、目の前に「港めぐり遊覧船」の乗り場がある。
雨なのでどうしようかと迷ったが、どうやらガラガラらしいのでついつい乗船してしまった。



乗った時はガラガラだったのに、出港間際にはほぼ満席になってしまった。
それでも湾内に出ると激しい雨と風のせいで皆船の中に引きこもってしまい、お陰で展望デッキ(でいいのかな?)は人が少なくて写真を撮り放題だった(びしょ濡れになってしまったが)。
ユニバーサル造船も掠めてくれたのだが、ヘリ格納庫付きのイージス艦「あたご」が丁度いて、思いっきり接近してくれた。



港めぐりも見終えて、だいたい見たい所は見てしまったので、赤れんが博物館で紹介されていた西神崎の「神崎煉瓦ホフマン式輪窯」を見に行くことに。
どーんとそびえる煉瓦の煙突の写真を見て、是非実物も見るしか無いと思ったのだ。
丁度、もう1つ見たいと思っていたある場所にも近いので、早速車で向かう。
しかし、いざ着いてみると煙突は1本しか残っておらず、しかもなんか会社の敷地内でさらにお休み中なので近くに寄ることは出来なかった。



気を取り直して対岸の由良川橋梁に向かう。



何故いきなり鉄橋かというと、ここはあの「AIR」の12話(最終話)で美凪とみちるが乗った北近畿タンゴ鉄道の車輌が渡った橋なのだ。
美凪のエピソードはとても好きだったので、舞鶴に来たら是非ここに寄ろうと思っていたのだ。
本当は橋を見られるだけで満足だったのだが、なんと丁度電車が通過してくれて(実は数時間に1本しか走っていない)本編と同じシーンの撮影もすることが出来た!
ありがとうっ、美凪列車!


気が付けば雨も止んで、時折晴れ間も覗いて、美凪列車の撮影も出来て、雨の舞鶴も最後には爽やかな時間を過ごすことが出来たのであった。
本日の走行距離 76.3キロ、聞いた曲数 28曲。