成田空港 空と大地の歴史館・三里塚記念公園 防空壕


今日は高校時代の同窓会で成田に行ったついでに、航空科学博物館の敷地内に昨年の6月に出来た「空と大地の歴史館」と、三里塚記念公園内で同じく昨年の4月より公開が始まった皇室用の「防空壕」を見に行ってきた。



「空と大地の歴史館」は、成田空港建設に反対した農民やその支援者達の活動の記録を紹介した、異色の展示施設だ。
もともと航空科学博物館内でも反対運動のことには触れていたのだが、あくまでも歴史の一部として触りのみの紹介であった為、今回本格的にその活動を紹介した歴史館の公開は非常に興味を持っていたのである。
歴史館には開館早々の10時過ぎに到着。殆ど貸しきり状態だ。



館内は撮影禁止だったので紹介パンフの画像を参照頂きたいのだが、冒頭の空港が出来る前の三里塚の風景から、空港建設が決まってからの闘争の数々がパネル展示と映像を交えて非常に見応えのある内容になっている。
自分は実際に子供の頃、反対派の施設や闘争のニュース映像なんかを見てきた口なので、展示パネルを食い入るように見入ってしまった。



気が付けばもうお昼。
歴史館を出てふと遠方を見ると、岩山大鉄塔跡が目に入る。
映像で見た凄まじい闘争の現場がすぐそこだった訳で、なかなか衝撃であった。



歴史館を後にして、昼食を済ました後は「三里塚記念公園」に向かう。
花見のお客で駐車場は満車だったので、仕方ないので遠くに車を停めて公園までウォーキングで向かう。



この防空壕東宮(皇太子殿下というか今の陛下)が御料牧場に来た時用のもので、建設は当時の間組が行い、なんと太平洋戦争の開戦日に完成したそうだ。
その後ずっと封印されていたらしいが、何年か前からたまに公開をするようになり、昨年から随時開放するようになったのである。
ちなみに見学するには記念館の受付に声を掛けて、案内の人と一緒で無いと見られない。



内部は意外と狭いのだが、でも防空壕としてはかなり綺麗に造られていて「さすが皇室用」と感心させられる。
ともかく戦前のベトンっぽさが凄く良くて、案内の人には悪いのだがじっくりと見入ってしまった。


気が付けば3時近いので帰り支度を始める。
同窓会で飲み過ぎたけど、三里塚闘争の歴史と防空壕も見られてなかなか充実した成田遠征であった。
本日の走行距離 72.1キロ、聞いた曲数 30曲。