第15回文化庁メディア芸術祭受賞作品展
今日は六本木の国立新美術館で開催中の「第15回文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展を見に行ってきた。
毎年開催されているこの催しだが、実は一度も行ったことが無かった。
でも今年はアニメーション部門の大賞を「魔法少女まどか☆マギカ」が受賞していると聞いて、ちょっと興味を持ったのでついつい来てしまった。
昨日は飲み会だったので午前中はグダグダしていた為、会場には昼過ぎに到着。
入場は無料、さらに土曜日なのでかなり混んでいた。
意外にも会場内は写真撮影が基本OKだった(何カ所かは禁止)。
でも、人が多くてあまりじっくりと撮影は出来なかった。
メインのまどかコーナーはやはり撮影禁止であった。
でも、ブース内には劇団イヌカレーのデザイン画や、うめ先生の原画なんかも飾ってあり結構見応えがあった。
それとプロモの映像を食い入るように見ている小さい女の子なんかがいて、初めて「まどか&幼女」の組み合わせを体験してしまった(「まどか&大きなお友達」はいっぱい見てきたので)。
ちなみに撮影禁止だったので写真は「メルセデス・ベンツ コネクション」に展示してあったまどかの痛車、「強いられてる号」である。
マンガ部門の大賞作「土星マンション」。
なんとなくMGMっぽい画風は、昔の自分だったら絶対気に入っていたであろう作品だ。
でも悲しいかな、今の汚れてしまった自分はもうこのような作品を読んで純粋に感動できる感性は失ってしまったのであった。
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この他にもマンガ部門では清水玲子なんかが入賞していた(「ジャック&エレナシリーズ」とか読んでたよ)。
あと、アニメ部門の「やさしいマーチ」なんかも内容はダークなのに映像が綺麗で思わず見入ってしまった。
でも、こうして若い人達の作品を見て「面白い」と思えるとちょっとホッとする。
「昔の方が面白かった」とか言って過去の作品ばっかりに囚われるようになったら、自分的にはもう死ぬしか無いと思っているから。
メディア芸術祭の作品展の隣では「東京美術大学連合」の卒業・終了制作展なんてもやっていて、こちらも無料だったので見てきた。
屋外にはオブジェなんかも展示してあった。
下の写真の作品なんかはまるで「ゾイド」みたいで結構気に入ってしまった。
一緒に記念写真も撮ってくれば良かったよ。
折角なので「国立新美術館 別館」も見ようとしたら、こちらは木曜・金曜のみ開館とのこと。
この建物は旧軍の歩兵第三聯隊の兵舎であった建物で、図の赤い部分だけが今も残って保存されているのだ。
また機会を持って、是非来ようと思った。
本当ならこの後、乃木神社をお参りしたりミッドタウンを散策したりしようかと思っていたのだが、美大連合の卒制も見たりして結構予定より遅くなって、駐車場代も勿体ないので帰路に着くことに。
色々な作品を見て感性が刺激され、中々満足の一日であった。
本日の走行距離 49.6キロ、聞いた曲数 20曲。