田中正造旧宅・藤岡歴史民俗資料館・他


今日から自分もお盆休み。
そこで田中正造足尾銅山の史跡を巡る旅を遂に敢行することにした。



昨年、渡良瀬遊水池でウォーキングしたのがきっかけで興味を持った田中正造氏の生涯。
実は2月に佐野の郷土資料館に行った後、3月の3連休を使って足尾銅山を中心に、氏の足跡を巡るツアーを企画していたのだが、例の震災で計画は中断。
佐野市郷土資料館のレポート
結局、実行はこのお盆休みになってしまった。
まずは栃木市の藤岡歴史民俗資料館に向かう。
渡良瀬遊水池に沈んだかつての谷中村の写真や資料が数多く展示してあり、なかなか見応えがあった。
施設内には田中翁の銅像が建っており、冒頭の記念写真がそれである。



次に向かったのはかつての谷中村の合同慰霊碑。
今日は40度を超える猛暑で、ちょっとクラクラしていたが、それでもここの前に立つとピーンと身が引き締まる感じがした。



昼食を済まして、いよいよ「田中正造旧宅」に向かう。
ここは田中翁が生まれ育った母屋や、氏が父親の為に建てた隠居所などが公開されており、今回のツアーの最重点事項の1つなのだ。



この旧宅は県道に面しているのだが、平成2年に県道の拡幅工事に伴って4メートル位移動させられているとのこと。
その際に保存修理工事が行われており、当時の姿そのままに佇んでいるのだ。



隠居所の2階には、田中正造の生涯を描いた紙芝居が展示してあった。
ボランティアの人が創ったらしいが、なかなか味のあるキャラ造形だ。



あれだけの偉業を為した人の生家にしては、質素で慎ましい佇まいにますます感心させられた。
田中翁もくつろいだであろう畳の間に腰を下ろし、しばし時を忘れる。



田中正造旧宅を後にして、一路宇都宮に向かう。
そして、本日最後の訪問地「栃木県立博物館」を観覧。



ここは、日光地方の動植物の展示や、地質時代から現在までの栃木の歴史を紹介した博物館で、ちょっとだけど田中正造のコーナーもあるのだ。
しかし、恐竜コーナー以外は写真禁止で、田中正造コーナーの撮影は出来なかった。



博物館を出た後、折角なので博物館のある「栃木県中央公園」の中をウォーキングして1日を終える。
明日はいよいよ足尾銅山だ。
本日の走行距離 161.9キロ、聞いた曲数 68曲。