日本自動車博物館・石川県立航空プラザ


遠征5日目、いよいよ今回の旅も終わりが見えてきた。
と言う訳で、今日は小松市にある「日本自動車博物館」と「石川県立航空プラザ」に行ってきた。



昨日の大量ウォーキングの疲れも一晩眠ると何とか解消、8時には金沢の街を後にして一路空自の基地もある小松市に移動する。
まずは粟津温泉の近くにある「日本自動車博物館」へ。
ここは1978年にオープンした日本で最初の自動車博物館なのだそうで、ある目的もあっていつかは来ようと思っていたスポットなのだ。
9時の開館時間丁度に到着し、早速館内に入るとフロアを埋め尽くす車の量に圧倒される。なんでも500台あるらしい。
日本自動車博物館のホームページ) ←音が出るので注意



まずはぐるっと見て回っているとホンダの「ライフ」と「シティ」を発見!
ライフは免許取って初めて運転した車で、シティは就職して初めて買った共に想い出の車種だ。
特にシティは今見てもいいデザインだなあ。今の技術でまた作って欲しいなあ。



某I氏とK氏達の愛車、スバル「アルシオーネ」が新旧並んで展示してある!
フィアット500なんか説明文の文句に「ルパン三世」とかあるし!
うーむ、中々楽しませてくれる。



館内には「記念撮影コーナー」が何カ所かあり、その内1つのロールスロイスで自分もチャレンジ。
なんとダイアナ妃が日本に来た時に乗っていた車輌だとのこと。
息子のウイリアム王子が結婚してタイムリーな為か、なかなかの人気であった。



さて、実はここには旧軍が使用していた非装甲車輌も多数有り、それを見るのが今回のもう一つの目的だ。
まずはトヨタの「ABR型フェートン」。民間用にも作られたが殆どが軍で使用されていたそうだ。
展示車は戦後も酷使されていたものでそうで、かなり気合いが入っていた。



満州事変で陸軍が使っていたトラック群。上は購入したフォードの奴で、下は国産の「94式6輪自動貨車」。
満州の冬では国産はなかなかエンジンがかからず苦労したそうだが、フォードはすぐにかかったそうだ。泣ける。
しかし、旧軍というと戦車はあってもそれ以外は「徒歩」もしくは「馬」というイメージなので、機械化されていたという事実をこうして確認できたのは収穫だった。



今回のメイン、「くろがね四起」こと95式小型乗用車のコーナーへ。
国産初の四輪駆動車で日本版ジープといったところの車輌だ。確かファインモールドからプラモデルも出ていたので知っている人も多いと思う。
この車輌が国内唯一の現存車で、レストアされていてピッカピカだ。



いいねっ、格好いいぞ! 遙々見に来て良かった。
しかしこの展示の仕方は何とかならなかったのだろうか。



この他にも国産車や外車の有名どころを始め、バイクなんかも多々あり全部見るのに昼までかかってしまった。
最後に世界のミニカーコーナーを見ているとマッチボックスのコーナーで懐かしい車種を発見!
これはロケットマシーン(と自分は呼んでいた)じゃないか! これ持ってて、よく遊んだよ!
色が違うと思ったが、考えてみたら自分のは砂場とかに突っ込んでいたので色褪せてたんだろうなあ。
と言う訳で最後まで興奮の自動車博物館であった。



昼食を済まし、続けて「石川県立航空プラザ」に向かう。
小松空港の直ぐ側なので、小松基地を見に来たらついでに寄ろうと思っていたスポットだ。
石川県立航空プラザのホームページ



ここは日本海側唯一の航空博物館で、入場料はなんと無料!
浜松の空自広報館をコンパクトにしたような規模だが、多数の模型を使った実機の歴史や、飛行原理の紹介など結構手が込んでいた。
実は余り期待していなかったのだが、中々充実した内容で来て正解であった。



旧軍の遺品の展示もちょっとあった。
上は「航路標識弾」、下は「銀河」の翼端だ。航路標識弾なんて初めて知った。



実機展示コーナーにはブルインのT-2や、マルヨンなど多数の機体があって近寄ったり写真を撮ったりし放題だった。
誰も居ないので折角だからと、自分も思いっきり近づいて記念写真を撮りまくる。
これは良い記念になった。