能登半島一週その3 見附島・千枚田・他


遠征3日目。今日は遂に能登半島先端を目指すことにする。



昨日は雨で施設観覧がメインだったが、今日はドライブ中心のコースだ。
半島を時計の逆回りで一周するコースで、これにより自分的に「能登を征服する」目的だ。
能登を征服する…、いい響きだなあ)
しかし、雨じゃないのは良いのだが風が結構強く、波が道路にまで被ってくる。
「錆びる〜!」と心に思いながらまずは最初の目的地「見附島」を目指すのであった。



11時前に能登町に到着。
ここでiPodのプレイリストを能登の曲に切り替える。
「い〜く〜たみ〜つき〜」と響く中、ますます心が加速していく。



思う存分能登を堪能した後、見附島に到着。
空海が「見つけた」のが島名の由来なのだそうだが、何と言っても特長は軍艦みたいなその外観だ。
本当に軍艦が座礁しているみたいなのだ。



しかし、海っぷちのせいか風が半端無く強い! まるで台風!
訪れる人は結構いるのだが、カメラを構えるのも困難な強風に皆早々に退散していく。
(ヅラの人は特に注意だ!)
冒頭の記念写真も三脚が強風で倒れてしまうので、苦労して撮った曰く付きのモノなのである。



次に目指したのは能登半島最北端の狼煙町にある「禄剛崎灯台」。
海岸沿いの峠みたいなグネグネコースを走った後にようやく到着!
遂に能登の北にキターッ(笑
天気も陽が差し始め風も穏やかになり、まるで能登の終着の地への訪れを祝ってくれているかのようであった。



灯台のある丘に登ると日本海を一望する壮大な眺めが広がる。
なんかロシアまで見えそうだ。
灯台の側には案内板が設置されており、それによるとウラジオストックまで772キロなんだそうな。



灯台を後にし、半島西側を南下する。
東側と違い様々な形の岩礁があちこちに散見し、ドライブする目を楽しませてくれた。
下の写真は「ゴジラ岩」だそうで、確かにゴジラみたいだ。



「白米千枚田」にも立ち寄る。
何層にも重なる田んぼの数々がなかなか見応えがあって壮観だ。
当日は「体験田植え」をやっていて、ちょっと心惹かれたが先を急ぐのでスルーする。



結構車が少ないので快適なドライブを楽しみつつ、3時過ぎに本日の最終目的地の輪島に到着。
まずは「キリコ会館」を観覧。
キリコと言えば「キリコーッ!」だが、能登の人はボトムズを見るたびにこれを連想していたんだろうか。



次に「イナチュウ美術館」に向かったのだが、なんとっ開館は3時までで閉まっていた!
早いよ、終わるの!
ここは「世界各国の王朝時代につくられた品々、そして王侯貴族たちの愛用品を専門に展示した日本で初めての美術館」なのだそうで、B級スポットで紹介されていたから是非みたいと思っていたのに…。
イナチュウ美術館のホームページ



失意の内に輪島を後にし、金沢に向かう。
北陸道を走っているともの凄い豪雨に遭遇!
「やたっ、これで波で被った塩を洗い流せる」と喜び走らせるのだが、半端無い豪雨でちょっとヤバかった。


イナチュウが残念だったが、こうして能登半島一週をやり遂げて、最初の目的を達成したのであった。
本日の走行距離 308.9キロ、聞いた曲数 80曲。