若獅子神社・風雲文庫


昨晩は宿に着いたあたりから頭痛が止まず、さっさと寝てしまった。なので今日は早起きして早速、陸軍少年戦車兵学校跡地に建立されたという「若獅子神社」を目指す。
9時過ぎには着いたのだが、開いてないし、誰もいなかった。



境内にはサイパンより回収したという旧陸軍の九七式中戦車 、お馴染み「チハ車」が奉ってある。東京の靖国神社にも同じチハ車があるのだが、向こうは綺麗に復元されているのに比べ、こちらは回収されたそのままの赤サビだらけの姿が壮烈さを感じさせた。



きちんとした保存措置がとられていないらしく、錆の進行が激しいのが涙を誘った。たぶん長くは保たないのではないだろうか…。
でも、昔は屋根が無く露天展示であったのだが、最近屋根が付いたのがせめてもの救いである。



若獅子神社を後にし、近くにある富士山本宮浅間大社に寄る。全国にある浅間神社総本宮だ。今日は駐車場が無料開放されていてタダで停められた。昨日の習志野の屈辱がここで晴らされた。



さて、昼食の後は一路熱海に移動。今回の旅の最大の目的である「風雲文庫」を訪ねる。
個人の戦争資料館としては那須の「戦争博物館」に並ぶコレクション量だと某ホームページで見て以来、いつかは来てやろうと思っていた所だ。
正直、来て良かった。展示物が凄すぎる! ナポレオンの野戦ベッドとか、ヒトラーのスコップとか、いったいどうやって集めたモノなのだろうか?



この塔も凄い。(中には「風雲乗切り観音が奉られている)
ちなみにカーナビで行くと、朽ち果てた風雲文庫の看板の前に案内させられて焦るが、その先200m程行った住宅街の中に目的地は無事存在していた。受付は上品な感じの老婦人なのだが、管理人の奥方様だろうか? 見学後、コーヒーをご馳走になり色々と世間話をしたのだが、楽しかった。またいつか行きたいと思う。