陸自高等工科学校開校祭


今日は神奈川県の陸自武山駐屯地内にある「陸上自衛隊高等工科学校」の55周年記念開校祭に行ってきた。



ここはかつては「少年工科学校」と呼ばれていた学校で、いわゆる自衛隊になる人の為の高校である。陸海空3自衛隊が同居する武山駐屯地の敷地内にあり、1度は見たいと思っていた場所だ。
天気は雨で、しかも大荒れと聞いていたので行くのを躊躇っていたが、誘惑に負けて来てしまった訳である。



途中、何度か雨に遭遇したが、現地に到着するとまだ降っていないようだった。
基本的に生徒の家族が対象の催しだが、部外者の我々も見学させてくれるとのことで、その計らいに感謝しつつクラブ展示などを見て歩く。



開校祭のメインは生徒達による祝賀パレードだ。開始時間が近づくにつれ、生徒達もざわめき立ってくる。
なんか青春って感じで良いなあ。



ちなみに、2、3年生は少年工科学校時代の陸自隊員と同じ制服だ。
これだけ数が揃うと圧巻である。



1年生は高等工科学校採用の黒の制服だ。
なんとなく旧海軍の第1種軍装のようで格好いい。



いよいよパレードが開始。
通常の軍イベントだとマニア君達がカメラやビデオで撮りまくる風景が目立つのだが、ここは我が子の晴れ舞台を撮ろうとするママさん達のビデオが猛威を振るう!
お陰で自分は後ろの方で大人しく撮ってました。
しかし、ママさん達の執念が凄かったのか、式典が終わるまで結局雨は降らなかった。



式典終了と同時に小雨がぱらついてきたので、工科学校を後にする。
折角近くまで来たので、最後の海軍大将・井上成美が晩年を過ごした家を見に行くことに。
昔、友人達と来たことがあったが、近年建て直されて「井上成美記念館」として公開されているのだ。
以前は畑のど真ん中だったが、今は空自のレーダー基地が近くにあったりして随分様変わりしていた。



井上成美というと現実では日米開戦反対派として有名だったが、仮想戦記では50ノットで突っ走る超戦艦な武藏の艦長だったり、イタリア海軍駐在武官の時に手に入れたベレッタで超絶射撃術を見せたりするお茶目な軍人として記憶に残る。
そんな期待も込めて現地に到着したが、なんか開いてない。
帰ってから知ったのだが要予約だったとのことだ。


その後、ゲリラ降雨のような大雨になったので、まだ時間も早いが撤退することに。
取り敢えずパレードが無事見られたので、満足の工科学校訪問であった。