陸自木更津駐屯地創立記念


(C)Robert Capa/Magnum Photos Tokyo "Omaha Beach. June 6th, 1944"

唐突だが、今日は66年前にノルマンディー上陸作戦の実施された日である。
写真は有名なロバート・キャパ撮影の上陸シーンの1枚だが、結構手振れだよね。けど、それが当時の緊迫感を醸し出している訳なんですよ。



と言う訳で、先週は休出だった為、今週はそのリベンジも兼ねて陸自の「第42回木更津駐屯地創立記念(第38回木更津航空祭)」に行ってきた。



木更津基地は陸自の第1ヘリコプター団を始め、空自、海自も駐屯する大所帯で、本当なら毎年10月にイベントを実施している。でも今年は、10月に色々と催しが立て込んでいるため、いきなり6月にやることになったそうだ。
今回はアクアラインを使って行ってみたのだが、何と40分程で着いてしまい、始まるまで時間を持て余してしまった。



いきなりアパッチを発見。
立川、霞ヶ浦では飛んでくれたのに、木更津では地上展示のみだった。



格納庫内も公開されており、色々写真を撮りまくる。
下の写真は普通のフォークリフトなのだが、何か格好いいのでつい撮ってしまった。



長い式典の後、いよいよ訓練展示が始まる。
ずらーっと並んだヘリ達が一斉にエンジンを始動する瞬間は、例えようのない興奮に包まれる。
まさに「これ以上の幸福が何処にある!」という感じだ。



というものの、写真で撮るとなかなかその臨場感が伝えきれない。
地獄の黙示録」でもコッポラ監督はあの絵を撮るのに苦労したらしいから、仕方がないかな。



今回はシャッタースピードを抑えて、ローターの回る感じを伝えようと思ったんだがお陰で結構手振れ気味の写真になってしまった。
でも、ちょっとロバート・キャパっぽいでしょ?



このチヌたん、ちょっと可愛い。



この写真を撮った後、チヌークの風圧で帽子とバックが飛ばされてしまった!
周りの人たちも色々飛ばされて阿鼻叫喚。流石はタンデムローター。



珍しい増槽の無いブラックホーク
写真だと判りづらいがブローニングM2を撃ちまくっている。



習志野の時と違い、前に人垣が無いので降下した後のシーンも撮影できるのが嬉しい。



なんかこう「ヘリボーン最高!」というシーンが、これでもかと続く。
脳内では「ワルキューレの騎行」がリピートされ、キルゴア中佐の「ビールを奢ろう」が何処からともなく聞こえてくるのであった。



最後はチヌークが歩兵達を吊り下げて回収。
うまく言えないが、凄え。



体験飛行のクジに外れてしまったので、式典終了後は資料館を見てお茶を濁す
外の絵や展示内容が手描きなのが凄いと思った。



海上保安庁も来ていた。
よりによってボンバルディアかよ!


会場は食べ物の売店が非常に少なく、1000円の弁当でさえ飛ぶように売れていた。
なので自分は基地内の飲食は諦め、早々に帰途に付くことにする。
手が凄く日焼けして痛かったが、なかなか楽しい1日であった。